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給排水設備工事の適切な時期と資金計画の重要性

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  • 給排水設備工事

工事時期の判断

給排水設備の更新時期は「築年数が◯年だから」と一律に決められるものではありません。以下の要素を組み合わせて判断する必要があります。

  • 実際の劣化診断(カメラ調査・抜管調査など)
  • 漏水事故や赤水の発生頻度
  • 前回の修繕工事内容との整合性
  • 修繕積立金の残高や今後の推移

特に注意が必要なのは、長期修繕計画書に給排水設備工事の資金計画が十分に盛り込まれていないケースが多いという点です。

資金計画上の課題

給排水設備の更新は大規模な工事であり、費用規模も大きくなります。
ところが、実務では以下のような問題が頻発しています。

早い建物では第二回目の大規模修繕工事の時期と重なる

多くの場合、第三回目の大規模修繕工事と重なる

その結果、資金不足に陥ったり、工事を見送らざるを得ないケースも少なくない

つまり、給排水設備工事を「大規模修繕工事とは別枠で考える」視点がなければ、資金計画はすぐに破綻してしまいます。

国のガイドラインの位置づけ

国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」では、給排水設備更新を計画に盛り込むことが必須項目とされています。
また、修繕積立金の水準例も示されており、これを下回っている場合は将来の大規模工事が資金不足に陥るリスクが高いとされています。

まとめ

給排水設備工事は、建物のライフラインを支える最重要工事のひとつです。
しかし、長期修繕計画で資金繰りが不十分なまま先送りされると、将来の大きなトラブルにつながります。
「いつ行うか」「どう資金を確保するか」を早期から組み込み、修繕全体の計画とバランスを取ることが求められます。

LCMでは

私たちLCMは、給排水設備工事の時期判断と資金計画を、長期修繕計画の精査から総合的に助言しています。
国交省ガイドラインの水準を参考に、現状の積立金が将来の更新に耐えられるかをチェックし、必要に応じて管理組合に適切なアドバイスを行います。

「資金不足で工事ができない」という事態を未然に防ぐことこそ、私たちの役割です。

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マンション管理組合の運営を多角的にサポートします。
他社の関与がある場合でも、セカンドオピニオンや外部管理者方式に対する監査支援が可能です。
従来通り、大規模修繕や給排水設備工事のコンサルティングにも対応しています。

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