column コラム

なぜ長期修繕計画書を精査するのか

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  • セカンドオピニオン

長期修繕計画書は、マンションの将来を見据えた「羅針盤」です。
どの時期にどの工事を行い、どのように費用を積み立てていくかを示すものであり、これが正しく整っていなければ、いくら立派な設計や見積があっても正しい判断はできません。

私たちはこれまで数多くの長期修繕計画書を精査し、見落とされがちな修繕項目や資金計画の矛盾を的確に指摘してきました。

精査の視点

長期修繕計画書を確認する際、特に重要なのは次のポイントです。

  • 築年数・劣化状況と工事項目は一致しているか
  • 修繕周期は科学的根拠をもって設定されているか
  • 前回工事の内容が正しく反映されているか
  • 将来の設備更新(給排水設備・電気設備等)が抜けていないか

これらを見極めることは、経験の浅い立場では容易ではありません。
だからこそ、第三者のセカンドオピニオンの価値がある のです。

長期修繕計画書を軽視すると

工事項目の過不足 → 無駄な費用や重大な見落としにつながる

古い想定のまま → 物価・労務費の上昇に対応できない

資金計画の不備 → 臨時徴収など将来の大きな負担を招く

私たちはこれまで、こうした問題を未然に防ぐ役割を担ってきました。

修繕積立金は適正か?

長期修繕計画書を精査するうえで、最も大切なのは 修繕積立金が現実的かつ適正であるか の判断です。 積立金が不足していれば、将来的に資金不足が避けられず、臨時徴収や借入に頼らざるを得ません。

そこで、私たちは 国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」 を参照し、現行の積立水準を客観的に検証します。 ガイドラインが示す目安より低ければ、値上げを検討することをアドバイスします。

以下、国土交通省ホームページ掲載資料 抜粋

機械式駐車場のあるマンションは要注意

特に注意すべきは、機械式駐車場を備えたマンション です。
機械式駐車場は維持管理・更新に多額の費用を要するため、通常の修繕積立金の範囲を超えるケースが少なくありません。
その場合は、ガイドラインに基づく水準に加えて、プラスアルファの積立金確保が不可欠 です。

まとめ

長期修繕計画書の精査とは、単に工事項目を並べ替えることではなく、

  • 適切な修繕周期の確認
  • 給排水設備・他設備関連の抜け漏れ防止
  • 修繕積立金の水準チェック

を総合的に行うものです。

これを軽視すれば、管理組合に将来的な大きな負担がのしかかります。
だからこそ、第三者である私たちのセカンドオピニオンが、管理組合にとって確かな安心につながるのです。

LCMでは

経験豊富なマンション管理士が、

  • 長期修繕計画書の徹底精査
  • 修繕積立金の妥当性判断
  • ガイドラインを活用した値上げ助言
  • 機械式駐車場を含む特別要素への対応

を通じて、管理組合の皆さまの確実な意思決定を支えています。

以下参考
以下参考 国土交通省掲載資料「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」

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マンション管理組合の運営を多角的にサポートします。
他社の関与がある場合でも、セカンドオピニオンや外部管理者方式に対する監査支援が可能です。
従来通り、大規模修繕や給排水設備工事のコンサルティングにも対応しています。

受付時間平日10:00~16:00

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